2019/5/17 経済
セブンイレブン、期限近い商品でポイント還元
セブンイレブンは今日、弁当などの消費期限の近づいた食品の購入者にポイント還元を行うと発表。今秋から国内役2万店舗で始める予定。ローソンも同様の政策の実験を行うと発表。
1 目的
実質的な値引きでできるかぎり売り切り、店に残って廃棄される食品を減らすため。
フードロス問題への対策
廃棄にかかる費用削減
2 政策の詳細
期限まで残り4~5時間になった段階で5%相当分のポイント付与。ポイントは電子マネー「nanaco」に交換して使える。
3 本部側の見切り販売制限
以前から一部の加盟店では見切り販売への移行を求める声が上がっていたが、本部が制限を行っていた。これに対し公正取引委員会は独禁法に当たるとして排除するよう指示。
ローソンやファミマでは既に見切り販売を認めていた。
4 個人的意見
見切り販売の促進は非常に良い案だが、どうして直接的な値引きではなく、ポイント還元という形をとったのだろうか。ポイントカードを持っていない人もいるだろうから、直接値引きしたほうが廃棄は減らせるだろう。直接的な値引きと間接的な値引きで効果に差がなければよいとは思うが、その点における企業の戦略は大変興味深い。ただ、従業員の立場から考えると、「値下げ商品へのシール貼り」という作業が加わり面倒ではあるに違いない。