2019/6/7 国内
出生率「1.8」はまだまだ遠い
2018年の子供の数が過去最低を更新。合計特殊出生率は「1.42」と昨年より0.01ポイント下がり、目標の「1.8」には遠くおよばない。
1 年齢別の内訳
30~34歳 一万人↓
25~29歳 7千人↓
2 出生率が低下する原因
晩婚化
結婚をしない人が増えている
第2次ベビーブームに生まれた人達が40代半ばに突入している
第一子出産年齢が上がっている
3 フランスの出生率回復方法
第二子から家族手当を出し、第三子から大きく加算。
4 少子化を加速する日本の人事制度
入社して10年は仕事に打ち込むべきだという発想のもとで人事をまわしていることが、晩婚化、未婚化、少子化に繋がっている。
「若い人が早く結婚・出産をするのを邪魔せず、それらの願望をかなえてから働いてもらえる社会にするべきだ」との声も。
5 個人的意見
女性が育児に打ち込むという前提で話が進められているが、親は母親だけではない。なぜ女性だけが仕事よりも育児を優先しなければならないのか、その点においてまだまだ差別意識が残っているように感じる。お互いに育児をすることで負担を共有できるといった意味では、夫婦間の仲が深まることも考えられなくはない。女性の育児支援も大切だが、「イクメン」が認められる社会にしていくことも大切なのではないだろうか。