2019/9/3 国際
米中貿易戦争、持久戦か
トランプ政権は1日、中国製品への制裁関税「第4弾」を発動。
1 現在の関税報復合戦の状況
米:3600億ドル/5500億ドル(関税をかけている額/年間輸入額)
中:750億ドル/1500億ドル
これだけを見ればアメリカのほうが中国により打撃を与えられそうである。
2 政治状況から見た米中貿易戦争
米:次の大統領選まで1年2ヶ月。
現在トランプ氏の支持率は40%前半
→再選で必ず勝てるとは言いがたい
→米中貿易戦争をどう持っていくかがカギとなる
中:共産党の独裁政治
→米ほど国民世論を気にする必要がない
3 米国世論は?
対中強硬論が多数
→中国に弱腰を見せず休戦に持ち込めるかが求められている
4 個人的意見
アメリカ→中国の輸出品の内訳のうち、機械・電気機器と車両・輸送機器が大きな割合を占めている。これらの企業が中国への輸出でどれだけ儲かっていたのかによって、トランプ大統領に対する見方は変わってくるのではないだろうか。
中国は、国家主席の任期撤廃により習近平が今後もその地位を維持し続けられるようだから、中国企業がアメリカの関税政策に持ちこたえられるかが重要になってくるだろう。